H26/4/25
自然素材、桐とのお付き合い PART2
・原産地
中国
・植林地
日本、中国、台湾、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、オーストラリア等
・国内の主な生産地
秋田 会津 群馬
・国内生産量
昭和34年をピークに現在はその2%ほど。631㎥。
・国内消費量
12035㎥
・輸入量
11404㎥(丸太他製材、加工材も含む)
→日本で消費している桐は、実に95%が輸入されています。
・輸入国
中国(昭和47年より)、アメリカ(昭和50年ころより)他
・容姿
家紋にみられる通り、広卵形の大きな葉です。
高さは10~15mほど。
およそ20年で成木となる成長の早い木です。
→かつて女の子誕生と共に庭に桐を植え、婚礼の際に箪笥にして花嫁道具にする
という事は、この成長が早い故になせる風習でした。
・名前の由来
寛永五年(1708年)に出版された大和本草に、
「此木切レハ早ク長ス故ニキリト云桐ノ類多シ梧桐ハ青ギリ白桐ハツネノ桐ナ
リ」とあり、この説が広く受け入れられています。
・花言葉
高尚…知性や品格が高く上品なこと。
・歴史
桐材の利用は弥生時代(紀元前3世紀頃 ~3世紀頃)から始まったと考えられ
ています。弥生時代は、稲作が始まったころ。
この頃の登呂遺跡より桐材で作られた小琴が発見されたのです。
その後、上代から神社、寺院、宮廷の儀式に用いられる歌舞用器具などに利用さ
れ、奈良時代には高級調度品の材料として利用されました。
庶民の下駄や桶に利用され始めたのは徳川の時代です。
・原材料が桐もの
下駄 →第二次世界大戦までは、実に70%が下駄に充てられていました。
サーフボード、家具、建材、金庫の中身、獅子頭、琴、火鉢
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いかがでしたか。
古くより、雅楽など高貴な方々に親しまれる場面に用いられてきた桐。
桐の花言葉が高尚であったり、皇室の紋章になっているのは合点がいきますね。
そのような場面に登場してきたのは、桐がほかの木材とは異なる特徴が多い木だ
からこそです。
どんな特徴があるのか、次回は、桐の特性について見ていきましょう。
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